アメリカ生活ブログ アメリカと日本の生活の習慣と文化の違い 前編

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こんにちは、シーナです。

アメリカで生活してみたいけど、実際に日本とはどう違うのか知りたい方は多いと思います。

私もアメリカで生活し始めた頃は、毎日が驚きの連続でした。アメリカに対してハリウッド映画のようなステレオタイプの考えも持っていたので、失敗も沢山してきました。

この記事ではアメリカと日本での生活と文化の違いについて、また両国の文化を融合させて生活する方法とコツ(前編)ご紹介します。

もくじ

アメリカ生活とアメリカ旅行は違う

 

これはアメリカだけでなく、日本も含めどの国に行った時も同じだと思います。観光旅行ではその国のハイライトを観光するわけで、私たちはお金を落としてくれる観光客として歓迎されます。しかしその国に住むとなると勝手が違ってきます。

アメリカでは全ては自己責任

アメリカと日本の大きな違いは、自分で動かないと誰も何もしてくれないと言うところでしょう。日本で上げ膳据え膳になれている人にとっては、かなりハードルが高いかもしれません。ここではいくつかの例をあげてみましょう。

タックスリターン(税金の申告)

毎年1月から4月の中旬までタックスリターンな時期で、アメリカ国民は誰しもが自分で税金の申告をしなければなりません。日本では企業に勤めていると会社が確定申告をしてくれるので、個人で申告はしなくて良いのですが、アメリカだと企業に勤めていても自分で申告する必要があります。

最初のうちは訳がわからずにストレスだらけでしたが、今は慣れてきたと言うのもあり、その年に自分がどのくらい稼いだ見直すにはいい機会だと思っています。

子供の学校の入学手続き

日本だと子供が小学生になる年に行政から各家庭にお知らせがありますが、アメリカでは日本のようなお知らせサービスはありません。親が自ら調べて学校に入学の申し込みや手続きをしないといけません。

日本のようにサービスが生き届いていればいいのですが、そうではないので他力本願では何事も前進しません。必要に迫られてリサーチをしないと取り残されるので、徐々に自立せざるを得なくなってきます。

自立していることが最大の防御

専業主婦はあり得ない

アメリカでは基本的には男女平等です。1960年代は専業主婦でも十分やっていけたのですが、今はほとんどの家庭で両親は働いています。また妻が夫の収入よりも高い家庭も少なくないので、アメリカ人の夫が妻を養う事はまず期待できないでしょう。

離婚後も収入が高い方が収入の低い相手を経済的に支え続けるシステム (アラモニー) があるので、離婚後に元妻が元夫に毎月支払うケースも多くあります。

育児は分担

日本人のお母さんには朗報なのが、アメリカで育児は分担性と言うことです。日本の男性のように、妻に子供の面倒を任せっきりと言うことはありません。最近でこそ日本でもイクメンと言われるようになってきましたが、アメリカでは夫がベビーカーを押してジョギングしたり、赤ちゃんのおむつを変えたりミルクをあげたりして面倒をみたりしているのは当たり前の光景です。

英会話は必須

私は10年以上アメリカに住んで、現在はアメリカ企業と学校で働いています。そしてつくづく思うことは、もしあなたがアメリカで自立して生活をしたいのならば、やはり英会話は必須ということです。これは何も日本人だけに限ったことではありません。

まず英会話ができないと言うことで、かなり制限をされてしまうからです。日本の駐在員家族の方をよく見かけますが、やはり日本人同士で固まっている方たちが多いです。また長年こちらに住んでいる友人でも日系企業でしか働いたことがなく、英語で電話するのが怖いという人もいます

また英語が話せない他の国の方も同じに不利です。先日も私が働いているオフィスに東欧系の家族がきましたが、妻は英語を話せないので夫に通訳をしてもらい、常に夫の顔色を伺うようにしていました。

英会話ができるとアメリカ企業で働けたり、日本人以外の友人やその家族との交流ができたりして選択肢が広がります。もちろん完璧な英語は私もできませんが、ある程度の英会話能力と上達しようという努力が大切です。

Noという時はNoと言う

アメリカでは意見が合わないとき「私はそう思わない」と反対意見を言っても失礼ではありません。しかし私たち日本人は和を大切にする文化なので、これは慣れるまでは結構難しい事と思います。

相手があなたの意見に同意しないのは、決してあなたが嫌いなわけではありません。日本人は断ったり断られたりすると、後々まで感情的に引きずることが多いのですが、アメリカ人はあっさりしています。アメリカ人は空気を読む習慣がないので、出来ないことは出来ない、NoはNoと言った方が相手にとって親切です。

英語の意味がわからないときは聞く

日本人は恥ずかしがり屋で失敗を恥だと思う文化があります。しかしアメリカでは失敗は恥ではありません。人は失敗からしか学べない事を知っているので、失敗に対しては寛容です。英語の意味がわからずに憶測で行動して失敗するくらいなら、「それはどういう意味ですか?」とはっきり聞きましょう。

まとめ

いかがでしたか?アメリカと日本の生活の習慣と文化の違いを紹介してきましたが、後編では実際の生活に踏み込んだ記事を紹介します。

アメリカでは何事も自己責任で行う事。そして自立していく事が最大の防御になります。日本人としての誇りを持ちつつ、アメリカの文化や習慣を柔軟に受け入れる姿勢がとても大切です。

私の発信が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。