こんにちは、シーナです。
あなたは海外留学はしてみたいけど、自分にはハードルが高いと思ってはいませんか?
アメリカ大学留学経験者である私から、あなたの夢を叶えるための7つのアドバイスをします。このアドバイスを知っていれば、留学に対するハードルが下がります。
この記事では、10年間をかけてアメリカのバークリー音楽院を卒業した体験談とアドバイスをお話しします。
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もくじ
英語力は大事
私が留学していた2006年から2010年頃は、日本人留学生も多く英語力があまりなくても、英語が流暢な日本人クラスメイトに聞けば授業内容はなんとか理解できました。しかし2015年に大学に復学した時には日本人留学生は激減して中国人留学生が主流になっていました。
私は音楽大学で学んでいてました。音楽用語は基本的に世界共通語なので、授業内容も理解できました。しかし日本人のクラスメイトが、期末テストの楽曲の提出方法を間違えたために、素晴らしい楽曲にもかかわらず不合格になりました。やはり授業について行くには、英語力は大事です。
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オフィスアワーを利用する
大学では先生が週に1, 2 回研究室に在室して、生徒からの質問や相談を受けるオフィスアワーを設けています。そこに尋ねていくとマンツーマンで授業でわからなかったを聞けます。何度も通っているうちに、先生もわかりやすいように説明してくれるし、気にもかけてくれます。
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自信満々のアメリカ人 vs 謙虚すぎる日本人
聴音のクラスでの出来事です。先生が「この楽譜を初見で歌える人はいるか?」と聞いたときに、アメリカ人の生徒が手をあげました。「私、歌えます。だってシンガーだもの、歌えないわけないじゃない?」と言って歌い始めたところ、全くの音痴で音がハズレまくってました。そして「あら、なんだか今日は喉の調子がおかしいわ」で終わってしまい、私は唖然としました。
あの場面で日本人生徒だったら絶対に手をあげないでしょう。多分完璧に歌えても「自分はまだまだ」と謙虚になってしまうのではないでしょうか?
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失敗からしか学べない
アメリカ人の自信過剰には驚かされましたが、日本人が学ぶべき事もたくさんあります。多くのアメリカ人の友人は、失敗からしか学べないと言い、失敗にはとても寛容です。もちろんアメリカ人も落ち込むこともありますが、失敗から何を学ぶ方が大切なのです。
1.笑われても気にしない
2.わからない事を、わかったフリをしない
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笑われても気にしない
こんなことを聞いたら笑われるんじゃないか?なんて思わずに、授業中にわからなかった事はどんどん質問する。それでもわからい時は、クラスが終わった時に先生やクラスメイトに質問する。しつこく質問しているうちに、相手も自分の英語力に合わせた単語を使って、話してくれるようになります。
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わからない事を、わかったフリをしない
以前の私もまさにそうでした。わかっていないと思われるのがイヤだったり、質問するのが億劫で、ついついわかったふりをしていました。しかし、これは何もいい事がありません。アメリカ人の友人から「わからなかったら、その時点で質問してね。そうしたら、また最初から説明しないで済むから」と言われました。
つまり自分が恥ずかしいから質問しない、という自己中心的な考えは捨てる。相手の立場になって考えてたら、わからない時点で相手に質問した方が親切なのです。
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アメリカの大学は何年かかっても卒業できる
バークリー音楽院では卒業までの期限がなく、休学中は授業料を支払わないで休学できました。また何歳になっても学ぶことができるので、私も10年間かかりましたが卒業できました。
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アメリカの大学の授業料はバカ高い
アメリカの私立の大学の授業料はバカ高いことで有名です。2012~2012年度のバークリーの授業料と諸経費は年間で520万円以上になります。これにアパート代や食費が別途かかります。
授業料は年々上がっていて、資金的にハードルが高いのはもっともですが、少しでも節約する方法はあります。
1.奨学金を狙う
2.留学エージェンシーを利用しない
3.休学という手もある
4.短期留学から始める
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奨学金を狙う
日本の奨学金は奨学金という名の学生ローンです。しかしアメリカの奨学金は返金の必要はありません。大学ごとに奨学金制度を設けているので、調べてみる価値はあります。また日本の文部科学省や企業がスポンサーになっている奨学金制度もあります。
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留学エージェンシーを利用しない
留学をする際に、留学エージェンシーを使う方が多いと思います。私は当時留学エージェンシーの存在を知らなかったため、バークリーに毎晩スカイプ電話をして、質問責めをしていました。質問したいことをノートに書いて、電子辞書を片手にスカイプ電話していました。
バークリーで日本人同級生の多くは、留学エージェンシーに数十万円を支払っていたと聞いて驚きました。現在は電子辞書ではなくGoogle Translateもあるので、エージェンシーに頼らなくても留学に関する質問を直接大学に問い合わせできます。自分で手続きができれば、結果的にエージェンシー代を節約できます。
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休学という手もある
私は親からの援助もなく資金不足のため、秋と春学期は休学をして、毎年夏学期だけを受けました。夏学期は授業料も秋や春学期に比べて、少し安かったこともあります。しかし夏に大学に戻ると、同級生たちがすでに卒業していたことに、焦りを感じました。しかし時間をかけたことで、自分が本当に学びたい事を学べたし、先生たちとも親しくなれました。
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短期留学から始める
大学によっては、短期留学コースがあります。私が初めて留学経験したのも、バークリーも12週間のサマーコースでした。短期留学を終えて日本に帰国しましたが、すぐにバークリーに戻りたくなりました。それほどバークリーで体験した事は、私にとって魅力的でした。
いきなり4年間の留学となると、かなりハードルは高いです。しかし短期留学で、その国や大学の雰囲気や様子を体験してみるのも選択の1つです。
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郷に入れば郷に従え
日本人留学生で、常に日本と比べている人がいました。「日本では…」といつも不満を言っていました。しかしここはアメリカです。日本の常識がアメリカの常識とは限りませんし、比較する事自体に意味がないのです。
人種も言語も多彩です。例えばラーメンを食べるとき、日本では音をたてて食べますよね。しかしアメリカで音を立てて食べるのは、非常に下品と言われます。それでも私は日本人なので日本流にラーメンをすすります。
好奇心を持って、カルチャーギャップを楽しむくらいでちょうどいいです。
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留学でしか体験できない事がある
「百聞は一見に如かず」と言うことわざがありますが、留学体験とはまさにその通りです。特にバークリーは、世界中の国から留学生が来ているので、クラスの中でいろんな言語が飛び交ったり、日本にいたら絶対に会うことのない国の生徒とも友人になりました。自分の目で見て肌で体感じることほど、素晴らしい体験はないのではないでしょうか?
私も留学中は毎日が目から鱗の連続でした。そしてアメリカに留学をしたおかげで、日本とアメリカの良さも悪さも、客観的に見れるようになったし、また日本人としての誇りも生まれました。
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アメリカ人は親日家
私は今もボストンに住んでいますが、日本人と言うだけで得した事は何回もあります。アメリカのハイウェイを走っている」自動車の80%は日本車が占めています。アメリカ人はお寿司もラーメンも大好きだし、日本のアニメも大好きです。
とは言っても、アメリカは銃社会なので、日本にいる時のような感覚での行動は危険です。夜に1人で出歩かない。危ないと言われている地域に、面白半分で行ったりしないなど、自分の行動に責任を持つ必要があります。
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物事は柔軟に考える
日本人は真面目で勤勉です。それゆえに戦後の日本は短期間にして、経済大国となりました。しかしこの真面目で勤勉さが、海外留学する事に関して裏目に出ることがあります。私たちは、いつもルールにそって生活する事が正しいと教わりました。
日本のルールにそれば、海外留学して4年間で卒業するのが正しいと言えます。しかし現実的には経済的な事情を始め、人それぞれ状況が違うでしょう。社会人の方が留学をするには、会社を辞めないといけないかもしれませんし、家族の反対もあるかもしれません。
そんな時は、世の中の常識やルールはひとまず横において、自分のルールを作れば良いのです。4年間の留学がむずかしそうだったら、まずは短期留学から始める。経済的にきびしかったら、私のように時間をかけて留学する。物事を柔軟に考えて、今自分が出来るベストの選択をする。そして最も大切なことは諦めないことです。
まとめ:海外留学を成功するために
ここまで、海外留学のハードルを下げる事について解説しました。
英語圏の国の留学には英語力が大切なこと。海外では謙虚でいるよりも、図々しくてちゃっかりしている位で、ちょうどいいです。わからない事は積極的にどんどん聞きましょう。
アメリカの大学の授業料は年々上がっていて、資金的にハードルが高いですが、奨学金を得たり留学エージェンシーを使わない事’で、節約することは可能です。
留学をして海外から日本を見る事によって、改めて日本や海外の良さや悪さを、客観的に見るることができます。これは、教科書では学べない事ですし、これから国際人として活躍して行くには必須な価値観です。
そのためには、今までの型にハマった考え方ではなく、柔軟な発想が大切です。自分のルールを作って、社会やまわりの価値観に流されないようにしましょう。
今回お話しした7つのアドバイスを実践する事によって、海外留学への考え方ががより具体的になったのではないでしょうか?焦らず諦めずに1歩ずつ進んで行く事で、海外留学を成功させましょう。
私の発信が、ほんの少しでもお役に立てれば嬉しいです。