こんにちは、シーナです。
アメリカや海外生活で眼科に行ったり、眼鏡やコンタクトが必要になったらどうしますか?予約や健康保険など日本とは勝手が違うし、専門用語などで戸惑ったり不安に思うと思います。
でもあなたが一連の流れを知っていれば、戸惑ったり不安にならずに眼科検診を受けられます。
今回の記事ではアメリカで眼科の診察を予約する方法や、眼鏡やコンタクトレンズの知識についてご紹介します。
もくじ
Ophthalmologist(眼科医)とOptometrist(検眼医)
基本的にアメリカではお医者さんは分業制でそれぞれの専門分野に分かれています。例えば歯科医の場合、虫歯などの治療をする一般の歯科医と歯茎の治療を専門とする歯科医は別です。あなたが歯の神経を抜いた後にクラウンを被せる場合は、二人の歯医者に通うことになります。
眼科医も同じでオプトモロジスト( 眼科医)とオプトメトゥリスト(検眼医) がいて、視力検査の場合は検眼医に行きます。アメリカでいう眼科医は白内障や緑内障などの治療で外科手術をする医師を言います。
Insurance~アメリカの健康保険
アメリカの保険制度(インシュアランス)はとても複雑で(保険会社の利益の為にあえて複雑にしています) 日本の国民保険に当たる健康保険はありません。低所得者には州の保険があり(マサチューセッツ州の場合)、患者はほぼ無料で治療できますが、会社員や自営業などの一般人は健康保険に加入しないといけません。
企業に勤めていると会社が保険料を半分くらい負担してくれますが、半分は自腹でしかも高いです。その割にはあまりカバーされずに、差額を支払わないといけません。ちなみに私が皮膚科に行った時は保険があったにもかかわらず、2万円を請求されました。
検眼の保険~Eye Insurance
また健康保険はメディカル、目と歯は別々の会社の保険になります。目の保険は検眼と眼鏡やコンタクトを購入する際に使えます。アメリカで代表的な目の保険はVSP(Vision Service Plan) とEyeMedがあります。
保険会社にもよりますが、大体年に一度の定期検診は$0〜$25のCopay(自己負担)ですが、コンタクトレンズは何故か美容品とみなされ通常自腹になります。また保険でカバーされても$60くらいは自己負担になります。
Prescription~ 眼鏡, コンタクトレンズの処方箋
眼鏡の処方箋(プリスクリプション)とコンタクトの処方箋は違います。コンタクトレンズは眼球に直接つけるために、通常は眼鏡の処方箋よりも弱いです。処方箋にはSphere CyrinderとAxisがあり、老眼があるとAddが追加されます。Sphere(スフィアー)は視力検査で検査表(上の図)を読んだときに、どのくらい小さい文字が読めるか、近視(ー)か遠視(+)かを表す数字です。
Cylinder(シリンダー)とAxis(アクセス)は乱視の度合いと角度を表します。ADDは老眼の度数を表します。O.D.は右目の視力でO.Sは左目になります。眼鏡の処方箋(上の図)は通常1年から2年で有効期限が切れます。またコンタクトレンズの処方箋は1年で有効は1年間です。
視力検査の予約をとる〜Make an appointment
視力検査を受ける為にまず予約をします。Make an appointment (メイク アン アポイントメント)です。場所によっては予約を取らずに検査を受けれるWalk in(ウォークイン)もありますが、予約をした方が確実です。予約をするには直接診療所に行く、電話予約そしてインターネット予約があります。英語が苦手な方は直接診療所に行くかインターネット予約がいいでしょう。
名前や生年月日、予約希望日や目の保険など必要なインフォメーションを聞かれます。予約をとった後に日程を変える場合には必ず連絡をしましょう。当日は自分が使っている眼鏡やコンタクトレンズを持っていきドクターに見せるといいでしょう。
受付でチェックイン〜Check in
当日は予約時間よりも少し早めにいきましょう。初めて行く病院や診療所だと持病や過去の病気の履歴などの問診票の記入をします。わからない事は恥ずかしがらずに受付に聞きましょう。書類を記入した後は受付に渡して看護師が呼びに来るまで、席で待ちましょう。
診察〜Exam
診察室に入り椅子に座りドクターを待ちます。ドクターはあなたの病気の履歴や家族に病人がいるかなどを聞きます。また最近の視力についても聞くでしょう。
ぼやける、かすむ〜Blur
視力検査表を読んでいてぼやけたり、かすむ場合はLooks blurry(ルックス ブラーリー)と言います。はっきり見えたらLooks clear (ルックス クリア)と言いましょう。
目が痒い〜Itchy
アレルギーや花粉症などで目に痒みがある場合、My eyes itchy (マイ アイズ イッチー)と言います。
目が乾く〜Dry Eyes
コンピューター社会の現在、沢山の人たちがDry Eyes (ドライアイ)に悩まされています。目を酷使してスクリーンに向き合っていると、瞬きをすることを忘れてしまい眼球が乾いてしまうからです。
ものもらい〜Stye
英語でものもらいはStye (スタイ) と言います。ものもらいができた場合は I have a stye (アイハヴァ スタイ)とドクターに言いましょう。
結膜炎〜Pink Eye
結膜炎は正式にはConjunctivitisと言いますが、一般的にはPink eye (ピンクアイ)で通じます。結膜炎はうつるので、タオルや枕などをシェアしないように気をつけましょう。
白内障、緑内障〜Cataract, Glaucoma
年齢を重ねていくと発症する白内障 Cataract (キャテラクト)、そして緑内障はGlaucoma (グラコーマ)と言います。もしあなたが定期検診で白内障の手術をしないといけないと検眼医に判断されると、眼科医を紹介されます。白内障の手術は最も一般的なもので、ほとんどの年配者が受けます。
まとめ
いかがでしたか?アメリカで眼科検診を受ける手順や方法、また診察の際の専門用語をご紹介しました。眼科医と検眼医の違いやアメリカの保険、そして処方箋について。また予約の取り方と診察の受け方について説明しました。
私の発信が少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。