本番で緊張をしないため、失敗した時にうまく乗り越える5つの方法

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こんにちは、シーナです。

ライブ、オーディション、受験、面接、プレゼンテーションなど、人生で緊張する場面は多いと思います。みなさんも本番に緊張せずに実力を発揮できたらいいと思いませんか?

私もオーディションやライブで緊張のために声が出ずに失敗した経験があります。また面接や受験でも頭が真っ白になって実力を発揮できなかった事もありました。

しかし日本とアメリカでの長年の失敗経験のおかげで、その場をうまく乗り越えるすべを得ました。

この記事では本番で緊張をしないため、そして失敗した時にうまく乗り越える5つのテクニックをご紹介します。

もくじ

練習、練習、練習

当たり前のことですが、本番に向けての繰り返しの練習は必須です。私が本番で失敗した原因は練習不足でした。

ライブやオーディションの場合

曲を暗譜して自分のものにしてから、自分の歌や演奏を録音して客観的に聞いてみましょう。そして音程やリズムがずれている所を部分的に練習をしましょう。また歌の場合は歌詞がちゃんと聞き手に聞こえているかチェックしましょう。

最初のうちは耳も慣れていないので、自分の声や演奏を聞くのはとても恥ずかしいものです。しかし歌唱力や演奏力を上げ、自分に酔っている残念な人にならない為にはとても大切なプロセスです。勇気を持って録音してみましょう。

受験や面接の場合

受験は勉強をする他に、模試を何回もやって試験に慣れることが大事です。タイマーをかけて実際の試験と同じ時間でやってみましょう。何度も繰り返すうちに、自分の弱点や癖が見えてくるので、そこを改善していきましょう。

面接では自分をいかに魅力的に見せるかが大切です面接官に自分がどういう人間で、どうしてその会社に入りたいのか、何を貢献’できるのかをわかりやすく伝えるように原稿を書いてみましょう。また面接官に会社について質問をするのも効果的です。

私はアメリカの会社の面接で「今あなたの会社が直面している問題について教えて下さい。」と質問しましたが、多くのビジネスオーナーや面接官は答えられませんでした。自分が質問することによって、自分と面接官の立場が入れ替わり心に余裕もできます。

プレゼンテーションの場合

ライブやオーデションでもお話ししましたが、プレゼンテーションの原稿ができたら、録音をして客観的に聞いてみましょう。客観的に聞くことで、話のテンポやどこが聞きにくいとか、わかりずらい部分がわかるからです。またビデオに録画してみるのもいいでしょう。そしてわかりずらい部分を改善してシンプルな表現を心がけましょう。

練習を十分にして自分のものにするのは、失敗した時に立て直すことができるからです。

イメージトレーニング

みなさんもイメージトレーニングという言葉を聞いたことがあると思いますが、実際にはどのようにすればよいのでしょうか?

歌やプレゼンテーションの場合

鏡の前の向こうに観客がいることを想像しながら、本番に着る洋服を着て鏡に向かって歌ったりスピーチをしましょう。鏡の向こうの観客に歌やスピーチを届けるイメージでやってみましょう。またパフォーマンス中は目が泳がないように1点を決めて、そこを見つめて歌ったりスピーチをすると堂々として見えます。

イメージトレーニングが難しい場合は、家族や友人に協力してもらいましょう。観客、面接官や試験官になってもらい、彼らの前で演奏、プレゼンテーション、試験や面接をして臨場感を体験します。また自分が目標としている人になりきってパフォーマンスするのもいいでしょう。

会場の下見をする

本番当日の不安を解消するために、会場の下見をしましょう。私はオーディション会場を下見をしなかった為に、本番当日に会場の人と雰囲気に完全に呑まれてしまい、大失敗をしてしまいました。

会場内に入れないとしても、交通機関や会場の雰囲気がわかると不安や恐怖は軽減されストレスも減ります。また会場までどのくらいの時間がかかるのか、交通機関に問題があった場合に焦らないように他のルートも見ておきましょう。具あれば憂なしとはまさしくその通りですね。

瞑想をする

本番が近づいてくると段々と緊張してきます。これは人間の本能としては当たり前のことです。緊張しているのは、決してあなただけではありません。自信に満ち溢れて見える隣の人も、心の中ではあなたのように緊張しています。私も本番前はお腹が痛くなったりします。

1日に10分程度の瞑想を取り入れてみましょう。今はYouTubeに瞑想ビデオがあるので、初心者の方はそれを利用するといいと思います。過去や未来のことを考えずに呼吸だけに集中をします。最初のうちは雑念が出てきますが、無理に消すことはありません。そのまま呼吸に集中して下さい。瞑想を続けていくうちに頭がすっきりして心が穏やかになっていく事を体験するでしょう。瞑想は心と頭の掃除です。

失敗した時に、その場を乗り越えるには

どんなに練習をしても緊張で頭が真っ白になることがあります。そんな時はどのように対処をすればようのでしょうか?まずは焦らずにひと呼吸する事です。

Fake it till you make it

アメリカではよく「Fake it till you make it」と言います。つまり「成功するまで、成功するフリをしろ」という事です。ライブ中に歌の歌詞やコードを間違えて弾いたとしても、大切なことは「あっ間違えた!」という顔をしたり歌や演奏を止めてはいけません。観客者は私たちが間違った事にほぼ気がつきません。特にオリジナル曲だったらなおさらです。何事もなかったように笑顔でやり過ごしましょう。

面接は一発勝負なので面接官に多少大げさに言っても大丈夫です。自分が俳優になったつもりで成功者を演じてみましょう。その成功者はどのような仕草や話し方をしますか?身のこなしはどうですか?おどおどしていますか?それとも自信に満ちているでしょうか?成功者のイメージの形から入ることも効果的です。

ひと呼吸

失敗した瞬間は焦りが出て、その焦りがさらに失敗を招きます。失敗を最小にする為にひと呼吸して、自分に「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせます。そこからまた本番に戻ると、頭の切り替えができて集中力が戻ります。

So what?

オーディションや面接はいくら自分が完璧にできたとしても、落とされることがあります。それはあなたの能力不足なのではなく、あくまで審査員や面接官との好みや相性です。

私もジャズボーカルコンテストの最終選考で「あなたの歌のはグルーヴがない」審査員に言われてショックを受けました。その後に当時私が通っていたバークリー音楽院の講師で、ジャズのスキャットで有名なリサ トーソンにその話をすると「シーナの歌はグルーヴしてるわよ。その審査員がわかってないだけよ」と言われほっとしました。

たとえ本番で思うようにいかなくても「So what?」「だから何?」命を取られるわけでもないし、逮捕されるわけでもないです。今回うまく行かなかったから学べることが沢山あるのです。アメリカでは「You can only leran by mistakes」「間違いからしか学べない」とよく言います。今回の失敗が世界の終わりではないので、次回の本番の成功につなげる糧にしましょう!

まとめ:本番で緊張をしないため、そして失敗した時にうまく乗り越える5つのテクニック

  • とにかく練習。とにかく勉強。反復をして自分のものにする。
  • イメージトレーニングをして本番に備え、色々なハプニングを想定しておく。
  • 会場の下見をして余計な不安やストレスを軽減させる。
  • 瞑想をして、不安や雑念を頭と心から取り払う。
  • 失敗した時は焦らずに、ひと呼吸をして「大丈夫」と自分に言い聞かせる。

いかがでしたか?今回の記事が、ほんの少しでもお役に立てれば嬉しいです。