アメリカ生活ブログ アメリカと日本の生活の習慣と文化の違い 後編

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こんにちは、シーナです。

アメリカで生活をしてみたいけれど、実際のアメリカ生活ってハリウッド映画とどう違うの?と思ったことはありませんか?

前回の記事ではアメリカと日本での生活と文化の違いを中心にお届けしましたが、今回の記事ではアメリカでストレスを軽減した生活をするためのコツを深掘りしてお届けします。

まだ前回の記事を読んでない方は、今回の記事を読む前に目を通しておくことをお勧めします。

アメリカ生活ブログ アメリカと日本の生活の習慣と文化の違い 前編

もくじ

アメリカ人はスーパーヒーローが大好き

アメリカで人気の映画といえばスーパーヒーロー映画。悪い奴らをスーパーヒーローが退治をして、ハッピーエンドで終わると言うのがお約束です。小さい子供に絶大の人気のスパイダーマン、そして大人に人気なのはアヴェンジャーズです。そしてアメリカでは消防士はスーパーヒーローと見られ、子供たちの憧れの職業の一つです。

スーパーヒーロー好きとキリスト教の影響もあるのか、アメリカは日本と比べると正義感の強い人が多いです。困っている人がいると、すぐに助ける国民性です。私もニューヨークの空港で重いスーツケースを引っ張っていたら、なんと12歳くらいの男の子が私のスーツケースをカウンターまで持って行ってくれました。日本では考えられませんよね。

アメリカ人と付き合うとは?

アメリカ人とお付き合いするのは、日本人とお付き合いするのとはかなり違うと思います。初めてのデートでは男性はジェントルマンに振る舞い女性をお姫様のように扱ってくれます。ドアを開けたりレストランでは椅子を引いたり常にレディーファーストです。しかし付き合い始めると男女平等です。

アメリカの男性はレディーファーストのもとに育っているので、彼らにとっては当たり前の行動です。しかし日本女性はこのような扱いに慣れていないので、舞い上がってしまいがちです。

また日本人男性がアメリカの女性とデートするときも注意が必要です。彼女らはアメリカで育っているので女性は3歩下がってなどという日本の文化は知りません。アメリカ女性に一目置かれるように、ジェントルマンとのしてのマナーを身につけましょう。

諦めが肝心

日本人は我慢強いことで有名ですが、アメリカ人は諦め上手です。日本人の我慢強さが素晴らしい日本製品を作っている根本です。これはアメリカ人には到底真似ができません。と言うのはアメリカ生活では日本のようにいかない事ががかなり多いからです。

電車は時間どうりに来ない

 

電車やバスはアナウンスなしに遅れるし、5分遅れたからと言って日本のように謝ったりはしません。やっときたと思っても、いきなり各駅停車から急行に変わって目の前を通過していきます。最初の頃は信じられずに唖然としましたが、アメリカ人は仕方ないと諦めます。

「It is what it is」と言う言葉をよく使うのですが「それが現実だから仕方ない」と言う事です。イライラしても現実は変わらないからさっさと諦めるのです。

郷に入れば郷に従え

アメリカに来たばかりの頃は、「日本ではこうなのに。。」とよく比べてはイライラしていました。ドラッグストアなどのレジ係の態度は常に失礼で、日本のようなサービスが当たり前になっていると店員の態度の悪さに驚きます。

しかし日本とアメリカを比べる事自体がナンセンスです。日本は歴史に長い単一民族の国ですが、アメリカはヨーロッパ違いまだ250年ほどの若い移民の国です。ですから日本と比べて違って当たり前なのです。アメリカで生活したらアメリカの習慣を受け入れる柔軟さが大切です。日本とアメリカを比べてばかりいる人はホームシックになりやすいです。

医療費がバカ高い

アメリカの医療費は高いことで有名ですが、本当に高いです。毎月の保険料のかなり高いにもかかわらず、あまり保険でカバーされないのが現状です。日本で救急車を呼んでも無料ですが、アメリカでは救急車は民間会社によって運営されているので、タクシーのメーターのように距離が遠いと値段も上がリリます。

またER( 救命救急センター)に行くと、最低でも$500(5万円)は覚悟をしていたほうが良いでしょう。救急車代はそれに上乗せされます。日本の医療システムは素晴らしいと思います。

残業をすると怒られる

アメリカでは基本的に残業はしません。と言うのは週に40時間以上働くと、会社は従業員に対して時給を1.5倍支払わなくてはいけないと法律で決まっているからです。時間が来たらさっさと帰るのが当たり前です。日本のようなサービス残業は存在しません。オンとオフのメリハリがハッキリしています。

給料明細やレシートは自分でチェックしよう

私たち日本人は企業や行政がやる事にある種の信頼を持っていますが、アメリカでは当てにできません。前回の記事で「アメリカでは全て自己責任」と書きましたが、アメリカでは給料明細や買い物の後にレシートをチェックするようにしましょう。意外と間違えていることが多いからです。

先日、タックスリターン(確定申告)をした際に、必要以上に税金を支払わなくてはならないとわかりショックを受けました。担当税理士は「あなたの勤めている音楽学校の給料担当者に問い合わせた方がいい」と言われました。私はすっかり担当者を信じていたのですが、どうやら甘かったようです。

またスーパーなどで買い物した時もレシートをチェックしましょう。結構間違っていることもあります。その際にはっきり文句を言うとまけてくれることがあります。

フリーダムスピーチ(言論の自由)はない

アメリカは自由の国というイメージがありますが、残忍ながら最近のアメリカはそうではありません。ポリティカル コレクトネス(人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない中立的な表現や用語を用いること)が主流となり、人種やジェンダーなどを特定する表現はタブーとされています。

しかしそれを逆手にとって逆差別してくる人たちもいるので厄介です。80年代の人種間の辛辣なジョークを使ったようなTVショーや映画は制作されなくなりました。エディ マーフィーが全盛期だったサタデーナイト ライブショーのジョークは、現在のアメリカでは訴訟されます。

おおらかだったGood Old Days (古きよき時代)は、残念ながら現在のアメリカにはありません。日本の吉本のギャグはアメリカでは虐待か差別と言われるでしょう。SNSもセンサーシップが強化されて、私たちの言論の自由は奪われているのが現状です。

まとめ

いかがでしたか?アメリカ人は正義感が強く、スーパーヒーロー好きです。レディーファーストではありますが男女平等の文化です。アメリカ生活では色々なことが日本のようにマニュアル通りにはいかないので、みんなが諦め上手です。アメリカ生活を成功させるには「郷にいれば郷に従う」日本の生活と比べ過ぎず流れに任せる事です。

私の発信が少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。