こんにちは、シーナです。
今回の記事ではイーグルスの名曲「ホテル カリフォルニア」を深掘って、歌詞の比喩やストーリを前回のPart 1に続いて見ていきましょう。
まだPart1を読まれていない方はこちらから記事にアクセスできます。
イーグルス「ホテル カリフォルニア」の歌詞を深掘りPart 1~Meaning of “Hotel California” Eagles
もくじ
ホテル カリフォルニアの歌詞
Part 1では曲の背景について解析しました。Part 2では実際に歌詞を訳しながら解説します。
物語で詩的
グレンとドンによると、ホテル カリフォルニアの歌詞は主人公がドアを通り抜けるたびに、違う現実が現れるパラレルワールド、「トワイライト ゾーン」のような歌詞にしたかったとインタビューで語っています。
比喩(メタファー)とシンボルについて
この歌詞には沢山の比喩が使われています。またこの曲が西洋人の心に響くのは、歌詞の中にキリスト教から引用されたものが多いからです。
例えば
- ホテル:不気味な場所、地獄
- ミッションベル:修道院の鐘
- キャンドルとベル:儀式
- シャンペン、ティファニー、メルセデス:富と物質主義
- 鏡:コカイン
Hotel California
On a dark desert highway 暗い砂漠の高速道路で
Cool wind in my hair 髪に涼しい風が吹く Warm smell of colitas 大麻の蕾の温かい香りRising up through the air 空気を抜けて立ち上るUp ahead in the distance 遠く前方にI saw a shimmering light きらめく光を見たMy head grew heavy and my sight grew dim 頭が重くなり視界が暗くなったI had to stop for the night 一晩泊まらなければならなかった
There she stood in the doorway 彼女が戸口に立っていた I heard the mission bell 修道院の鐘の音を聞いたAnd I was thinkin’ to myself そして僕は自分で考えていた“This could be heaven or this could be hell” ここは天国かも、地獄かもしれないThen she lit up a candle 彼女はロウソクに明かりをつけたAnd she showed me the way そして行き先を教えてくれたThere were voices down the corridor 廊下の向こうから声が聞こえたI thought I heard them say 彼らが言うのを聞いた気がした
Chorus
“Welcome to the Hotel California ようこそホテルカリフォルニアへ Such a lovely place (such a lovely place) とても素敵な場所
Such a lovely face とても素敵な顔Plenty of room at the Hotel California ホテルカリフォルニアには十分は部屋が’あるAny time of year (any time of year) 一年中いつでもYou can find it here“ ここで見つけることができる
歌詞のストーリー
ここでは1番の歌詞を訳しました。赤色は比喩の部分で、青色は韻を踏んでいる部分です。
2番ではホテルの中と住人の様子が描かれています。そして3番では主人公が恐怖のためホテルを逃げ出しますが、時はすでに遅し。彼もホテル カリフォルニアの住人となってしまいます。
歌詞は色々バージョンに解釈されていますが、最終的にはオーディエンスに自分流の解釈を託しているようです。
まとめ
いかがでしたか?
みなさんもよく聞いている「ホテル カリフォルニア」の歌詞を深掘りしてみました。ストーリーで詩的であることや、沢山の比喩を使って色々に解釈できること。またハリウッドなどの華やかな世界の沼にハマって抜け出せない人々など、実はかなりディープな歌詞でした。
私の発信があなたのお役に立てたら嬉しいです。