ピアノ超初心者と初めてピアノを習うあなたがまずやるべき事 その1

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こんにちは、シーナです。

ピアノを始めたいけど、音楽は全くの未経験でどこから始めていいのかわからない方は多いと思います。また独学でピアノを始めたけれど、挫折した方も多いのではないでしょうか?

私はアメリカでゴードン音楽学習理論(Music Lerning Theory)を使って0歳から8歳までの子供たちに音楽を教えています。この理論を使って子供に教えているうちに音楽が全くの未経験でピアノに触った事のないあなたも、年齢を関係なく音楽の基礎をゲームのように楽しみながら習得できることに気がつきました。

この記事では音楽学習理論を使って、超初心者でもピアノを弾けるようになる方法を音楽講師の筆者が紹介します。

もくじ

音楽の基礎を作る

ゴードン音楽学習理論(Music Lerning Theory)とはエドウィン ゴードン教授により1975年にアメリカで作られたセオリーです。そしてこのセオリーを使うと誰でも音楽を学べる可能性があるとゴードン教授は言っていますそして子供から大人までの全ての年齢の方、またバンドやコーラス歌そして楽器などにも使えるセオリーです。

あなたは気合を入れて楽譜を買ってピアノに向かって独学で練習始めたけど、音楽の基礎がない事で腑に落ちなかったことが多かったのではないでしょうか?

 ゴードン音楽学習理論での基礎とは

   1.音調とリズムパターン

   2.オーディエーション(耳コピー)

   3.即興

以上の3つから出来ています。

言語を学ぶように音楽を学ぶ

ここでは赤ちゃんがどのようにして言葉を学ぶかを見ていきましょう。赤ちゃんは音楽を学ぶのと同じステップで言葉を学んでいきます。

写真のピラミッドの底辺はListeing(聞く)です。赤ちゃんは産まれるとまず親の声を聞いて反応するようになります。そして次はPerforming(実行/演技)です。お母さんが話しかける言葉を真似して喋ろうとします。3番目がAudiationg/Improvising(耳コピ/即興)です。耳から聞いたことを真似して、それを自分の言葉で話していきます。その後にReading(読む)とWriting(書く)になります。

これでいきなり楽譜を買ってピアノの練習を始めたけど、腑に落ちないことがわかったと思います。楽譜を読むのは最終段階だからです。まずは音を聞いて耳を鍛える事から始めましょう。

このゴードン音楽学習理論は私の別のブログ「音楽学習メソッドを使い、英語を独学で効率的に学ぶ5つのコツ」でも紹介しているので、興味がある方は読んでみてください。

音楽学習メソッドを使い、英語を独学で効率的に学ぶ5つのコツ

 

ピアノ(キーボード) の選び方

ピアノを始めるにあたって、ピアノ(キーボード)の選び方についてお話しします。

アコースティックピアノを購入される方は問題ないのですが、電子ピアノ(キーボード)を購入される方はピアノタッチを選んでください。キーボードにはピアノタッチとオルガンタッチがあります。ピアノタッチは実際に弾いたときにアコースティックピアノに近い重さがします。オルガンタッチはとても軽く弾けるので、それで慣れてしまうと実際にピアノで弾くときに上手く弾けなくなります。

そして鍵盤のサイズは88鍵盤が理想です。というのはアコースティックピアノと同じ鍵盤の数だからです。全ての楽譜は88鍵盤を基準に書かれています。キーボードには76鍵盤もありますが、やはり88鍵盤をお勧めします。そしてシンセサイザーではなく、電子ピアノ(エレピ)が良いでしょう。コンデションが’よければ中古でも十分使えるえるので、メルカリなどで探してみるのもいいでしょう。

Let’s Try!やってきみよう

オーディエンス

では実際にオーディションをやって見ましょう。下記のビデオのリンクをクリックして聞いてみてください。2種類のパペット(目玉とクマ)がリズムパターンをやってますが、最初のパターンは同じに聞こえますか?それとも違って聞こえますか?2番目のパターンはどうでしょう?

ピアノを弾く

次は実際にゴードンメソッドのピアノの本を使って弾いてみましょう。超初心者でも始めてピアノを弾く方でも大丈夫です。最初の曲は「The Woodpecker」「きつつき」という曲です。

一番下に鍵盤の絵があって黒い点が3つ並んでカッコで繋がっています。その上に両手の拳の絵がありますね。これがあなたが弾く鍵盤と手の形です。軽く手を握り締めて拳を作ってください。手の中に鳥の卵を優しく握りしめるイメージです。そして右手から3つの黒鍵盤 (S1) を弾きます。リズムは「ドゥーデー、ドゥーデー、ドゥーデー、ドゥー」です。右を弾いたら次は左手です(S2) 。右手と同じリズムで弾きます。リズムを歌いながら演奏すると、正しい演奏ができます。

まとめ

いかがでしたか?超初心者でもピアノが’弾けるメソッドをご紹介しました。まずいきなり楽譜から入るよりも、音調とリズムパターンを使って耳を鍛え音楽の基礎を作る。キーボードを購入するときは中古でいいのでピアノタッチで88鍵盤の電子ピアノを選ぶ。そしてリズムを歌いながら演奏をしてみる。

今後のブログでオーディエーションの詳しいやり方やゴードンメソッドのピアノの本を使っての演奏の仕方を引き続き紹介していきます。

私の発信が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。