ブルースってどんな音楽?どんな曲?初心者向けに解説

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こんにちは、シーナです。

みなさんはブルースってどんな音楽かご存知ですか?

曲のタイトルにブルースってつくのがブルースなんじゃない?何となく悲しいメロディがブルースなんじゃない?そう思っている人は多いと思います。

この記事ではブルースを初心者でもわかりやすく解説していきます。

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もくじ

日本のブルースってブルースなの?

日本の曲のタイトルにブルースとつく曲があります。元祖ブルースの女王と呼ばれた淡谷のりこさんの曲の「別れのブルース」、ハスキーボイスで魅了した青江三奈 -さんの「伊勢佐木町ブルース」、近藤真彦さんの「スニーカーぶる〜す」そしてEGO-WRAPPINの「色彩のブルース」などです。

しかし実はこれらの曲はどれもブルースではありません。メロディにブルーノートという音階を使っているために、ブルージー(哀愁を帯びた感じ)ブルースっぽい雰囲気を出しているからでしょう。または曲をヒットするためにブルースと使ったのでしょう。

ブルースの発祥は?

ここで簡単にブルースの歴史について触れたいと思います。ブルースは19世紀後半にアメリカ南部でアフリカ系アメリカ人の奴隷の間から生まれた音楽ジャンルです。農作業をしながら歌った黒人霊歌や労働歌(フィールドハラー)から発展してもので、日々の人種差別の不満への反発や時事問題や恋愛などを歌っています。

本来のブルースとは

ここでみなさんは「じゃあブルースって何なの?」と思われると思います。音楽的視点からだとブルースは12小節で決まったコード進行の曲になります。一般のポピュラーソングなどの曲は16小節が主流ですがブルースは4小節少ない12小節です。

コード進行とは指定された和音を使って進行させる事です。ブルースにはブルースのコード進行がありそれを使って作曲されています。下記がブルースのコード進行です。左上から右に向かっていき下の段に移ります。

この表を見ても音楽をやっていない方には暗号のようにしか見えないと思いますが、一応この法則の元にブルースは演奏されている事を理解されたらオッケーです。

オープンマイクやセッションで

みなさんもオープンマイクやセッションという言葉を聞いた方は多いと思います。これは演奏者が集まって歌ったり演奏したりする事です。通常セッションなどでは色々な演奏者の方が集まって、演奏レベルも違います。そういう時はスタンダードの曲(誰もが知っている曲)やブルースを演奏するのが良いです。大抵の演奏者はブルースのコード進行は知っているからです。

ルールがあるブルースって堅苦しい音楽?

ルールがあると言っても、ブルースは自由に自己表現できる音楽です。私もブルースを歌いますが、歌っている時はブルースの主人公になりきって思い切り表現します。みなさんも是非トライしてみてください。

ブルースに関するドキュメンタリー映画

最後にマーティン スコセッシが2003年に製作総指揮したブルースのキュメンタリー映画「The Blues」の予告編をシェアします。これにはクリント イーストウッドが監督をした「Piano Blues」(2003年)ドキュメント映画も入っています。残念ながら日本語字幕はついていないのですが、レイ チャールズをはじめ豪華なミュージシャンにインタビューをしています。

まとめ

いかがでしたか?日本でブルースと言われている曲はブルージーなメロディーを歌っていますが、実はブルースではありませんでした。ブルースは1950年代にアメリカの黒人奴隷から発祥した音楽です。12小節とブルースのコード進行を使った音楽です。ルールはありますが自由に表現ができる音楽で、セッションには向いています。あなたもブルースを歌ったり演奏したりして自己表現をしたら楽しいですよ。

私の発信が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。