初心者がボイストレーニング 発声練習を自宅で独学でやる方法 その2

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こんにちは、シーナです。

あなたは歌の上達のためにボイストレーニングをしたいけど、自宅でしかも独学でやるにはどうすればいいか悩んでいませんか?ボイストレーニングは間違った方法でやると、喉を痛めたり変な癖がついてしまいます。

前回の記事で「初心者がボイストレーニング 発声練習を自宅で独学でやる方法 その1」ウォーミングアップについて解説しましたが、今回は筆者がアメリカのバークリー音楽院で学んできた、ボイストレーニング前の心得を初心者向けにご紹介します。

「初心者がボイストレーニング 発声練習を自宅で独学でやる方法 その1」を読んでいない方は、この記事を読む前に目を通しておくことをお勧めします。

初心者がボイストレーニング 発声練習を自宅で独学でやる方法 その1

もくじ

歌う準備をする

ボイストレーニングには2つの基本的なタイプがあります。それはウォーミングアップボイス ビルディング エクササイズ (声を構築するエクササイズ)です。まずは歌を歌う前に、ウォーミングアップをして、次にボイス ビルディング エクササイズをします。

1ウォーミングアップ

2ボイス ビルディング エクササイズ

もしあなたが初心者だったり、しばらくボイストレーニングをしていない場合は、徐々にあなたの声をいい状態に作り上げる必要があります。1日20分の練習を週に3〜4回することから始めましょう。その後に徐々に増やしていきましょう。

また4〜8週間練習をしないと、声はボイストレーニングをする前の状態に戻ってしまいます。忙しいときは5分〜10分でもいいので、ウォーミングアップをするようにしましょう。

ウォーミングアップ

より良い歌のパフォーマンスのためにあなたの体や喉の筋肉を温めて整えます。効率的な呼吸法を再確立し、歌う際の体と心のつながりに注意を向けるのに役立ちます。ウォーミングアップは、高音をより簡単に歌うのにも役立ちます。

実際に歌うことは体の筋肉を使うのでスポーツと似ています。スポーツ選手が競技の前に体を温めるためウォーミングアップをするのと同じです。

ウォーミングアップは、スライド、リップトリル、母音の変化に伴う音階、およびスタッカートアルペジオなどです。ここではリップトリルを紹介しましょう。

ボイス ビルディング エクササイズ

このエクササイズは多様なスタイルがあり、ロック、ポップ、ジャズ、R&B音楽の歌手にとって有益で楽しいものになるでしょう。定期的な練習で、声を整え、新しいスキルを構築し、即興のための新しいパターンとリフを学ぶことができます。また、優れたボーカルサウンド、体力とスタミナ、リズム、音色、音程のスキルを身に付けることもできます。ここではロック、ポップスタイルのスライドのエクササイズを紹介しましょう。

あなたの体に耳を傾ける

歌った後に疲れを感じた場合は、無理矢理声を出していなかったか、または体や喉に力を入れて歌っていなかったかを確認してください。練習中および練習後のあなたの声に注目してください。

またこれまでに運動したことのない筋肉を使用することで最初は倦怠感を感じるかもしれませんが、これは練習後の数時間で治まるはずです。練習を続けていくと声が強くなっていきます。

声がしゃがれる、擦れる

ボイストレーニング後、数時間または数日たっても喉がしゃがれたり、擦れている場合は下記のことをチェックして下さい。

1 風邪にかかっていませんか?

2乾燥した部屋で寝ませんでしたか?

3水分を十分取りましたか?コーヒーを飲みすぎていませんか?

4歌うときに喉に力を入れて無理矢理歌っていませんか?大声で叫びませんでしたか?

5タバコを吸っていませんか?

ボイストレーニングの重要さ

定期的にボイストレーニングを続けることによって、声帯と周りの筋肉を鍛えより良い歌のパフォーマンスをするのを助けます。しかし重量挙げの選手のような強さは必要ありません。軽くて柔軟な声帯の動きと、バランスのとれた呼吸のサポートが必要です。

しかしあるジャンルの音楽は他の音楽よりも声に負担がかかることは間違いありません。例えばハードロックやヘビーメタルのシンガーらはジャスシンガーよりも早く声を失う可能性はあります。しかしウォーミングアップを怠っていれば、どんなジャンルの音楽であってもリスクはあります。

あなたは自分の声、健康的な生活のための条件、自分の限界、そして自分の声をいつ休ませるのかを知る必要があります。と言うのも多くの声の問題は、いくつかの基本的な常識と健康的なライフスタイルによって防ぐことができるからです。

まとめ:ボイストレーニング前の心得

  • ウォーミングアップをすると高音をより簡単に歌える
  • ボイス ビルディング エクササイズはあらゆるジャンルの歌にとって有益である
  • 自分の体に耳を傾ける。声がしゃがれたり擦れたりしていたらチェックする
  • 定期的にボイトレを続けることと健康的なライフスタイルが大事

次回は呼吸法について詳しく解説します。

いかがでしたか?私の発信で少しでもあなたの歌が上達したら嬉しいです。

参照:Vocal workout for the Contemporary Singer by Anne Pecham