英語で歌詞を書く〜入門編 基礎知識

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こんにちは、シーナです。

ソングライティングをしている人なら英語で歌詞を書いてみたいと思ったことは1度はあるのではないでしょうか?書いてみたいけど難しそう。英語での書き方がわからないなどの悩みはありますね。

今回は入門編なので、英語の歌詞の基礎知識について解説します。この記事ではバークリー音楽院卒業したソングライターの筆者が、英語で歌詞を書く基礎編を紹介します。

また過去のブログでも紹介をしているので、興味のある方は参考にしてください。

かっこいい英語の歌詞の作り方 3つのポイント

もくじ

英語には独自のリズムがある

日本語を含む全ての言語には独自のリズムがあります。英語はとてもリズミカルな言語なので、メロディに歌詞を乗せるときには注意が必要です。

会話リズムやアクセント

「I Love you」 をメロディーに乗せるときは、「アイラーブユー」で「アイラブーユー」と乗せません。英語を話す人たちが「アイラブーユー」とあなたが歌ったのを聞いても理解できません。「アイラブーユー」と言ってみてください。アクセント(強調する)が「ブー」にきますね。でも本来のアクセントは「」の「」につきます。

アイ ラブー ユー
???

リエゾン

子音と母音、単語と単語が連結するなどして音が変化することを指します。アナと雪の女王」の主題歌で大ヒットした「Let it go」の場合は「レット イット ゴー」とは歌わず「レリッゴー」と歌います。2つ以上の単語が連結をして発音するので音が変化します。

このように英語の歌は、会話と同じリズムや抑揚で歌われています。これを外してしまうとネイティブスピーカーには通じません。英語の歌詞をメロディーにつけるときは会話として成り立つかをチェックしましょう。

韻を踏む (Rhyme/ライム)

英語の歌詞は韻を踏むと聞いたことがありますか?アメリカにはRhyme Dictionaly (韻を踏む辞書) があるほどです。特にラップソングでは韻を踏んで語呂を良くします。では韻を踏むとはどういうことか具体的に説明します。

なぜ韻を踏むのか?

韻とは2 つ以上の単語で同じような音が繰り返されることです。韻は詩や作詞で使用されますが、それは単に聞き心地が良いだけでなく、音の繰り返し (特に一貫性のある場合) が言語にリズム感と秩序を与えるためです。じゃあ全ての英語の歌が韻を踏んでるの?答えはNoです。最近の歌は韻を踏まない物も多いので韻を踏まないといけないという事ではありません。

例を見てみる

では実際にどのように使われているのかを見てみましょう。韻は大体文章の最後の単語で踏みます。例文では毎行ごとに韻を踏んでいますが、多くの歌詞は1行おきごとに韻を踏んでいます。下の写真はRhyme Zoneという韻の検索サイトで「Long」の韻を調べてみました。太字になっている単語が韻を踏んでいます。

LongAlong, LongとSong そしてStrongとLongと語尾の響きが似ていることがわかると思います。Rhyme Zoneを使うと簡単に検索できるのでリンクを貼って起きます。Rhyme Zone

Word or conceptnのボックスにに調べたい単語を入れてクリックすると、韻を踏む単語が調べれます。

今回は英語の作詞の基礎知識について解説しました。次回の初級編では実際に英語の歌詞を作っていきます。

まとめ

  • 英語には独自のリズムがある
  • 会話リズムやアクセント
  • 韻を踏む(Rhyme) 
  • なぜ韻を踏むのか?
  • 例を見てみる

いかがでしたか?私の発信があなたのお役に立てれば、嬉しいです。